Steamのインストール

Linux版SteamVRは、サポートされていないSteam SnapやSteam Flatpakパッケージでは、DRMリースと非同期再投影の両方が機能しないため、正しく動作しません。 代わりにネイティブ配布パッケージを使用する必要があります。

Ubuntuを使用している場合は、SteamのWebサイトのダウンロードページで利用可能な公式Steam.debパッケージがインストールされていることを確認してください。

デスクトップ環境のサポート

Linux版SteamVRが動作するには、ダイレクトレンダリングマネージャー（DRM）のリースが必要です。 DRMリースとは、SteamVRがVRヘッドセットのディスプレイを制御して、VRコンテンツを低レイテンシーで表示できるようにするプロセスです。

残念ながら、すべてのWaylandコンポジターがDRMリースをサポートしているわけではありません。 ディスプレイをリースせずにSteamVRを動作させることはできません。 お使いのウィンドウマネージャーがDRMリースをサポートしていない場合、SteamVRを実行するにはX11または互換性のあるWaylandコンポジターを使用する必要があります。

互換性のあるウィンドウマネージャー／コンポジターは次のとおりです。

• すべてのX11ウィンドウマネージャーとコンポジター
  
• KDE Plasma Wayland
  
• ほとんどのwlrootsベースのコンポジター：
  
  • Sway
    
  • LabWC
    
  • Hyprland

特に、DRMリースをサポートしていないGNOME Wayland（Ubuntuのデフォルトマネージャー）は、サポートされませんのでご注意ください。 GNOME Waylandを使用しているユーザーがSteamVRを使用するには、代替のウィンドウマネージャー／コンポジターに切り替える必要があります。

最新のグラフィックドライバーやその他のコンポーネントにアクセスして最高のエクスペリエンスを得るには、ArchベースのディストリビューションでPlasma Waylandを使用することを推奨します。

Ubuntuでの回避方法

システムには複数のデスクトップ環境をインストールできますが、一度に使用できるのは1つのみです。

KDE Plasmaをインストールするには、以下のコマンドを使用します。
sudo apt install kde-plasma-desktop
次に、ログイン画面の歯車アイコンで「Plasma Wayland」を選択します。