2024年2月15日（PT）をもって、SteamはmacOS 10.13（High Sierra）および10.14（Mojave）オペレーティングシステムのサポートを正式に終了しました。 これらのオペレーティングシステムにインストールされている既存のSteamクライアントは、セキュリティアップデートを含むあらゆる種類のアップデートを受け取らなくなります。 Steamサポートは、古いオペレーティングシステムに関連する問題に対して技術的なサポートをユーザーに提供することはできません。また、オペレーティングシステムのサポートされていないバージョンでSteamが引き続き動作することは保証されません。

残念ながら、macOS 10.14がmacOSでの32ビットゲームの実行をサポートする最後のバージョンでした。 AppleがmacOS 10.15（2019年にリリース）で32ビットのアプリのサポートを終了し、多くの開発者が64ビットの実行ファイルをサポートするための更新を行っていないため、一部のゲームはmacOSで実質的に動作しなくなります。 Steamストアでは2023年末をもって、32ビットのmacOSバイナリのみを提供するゲームは、macOSと互換性のある製品と見なされなくなります。 SteamのMacユーザーの98%以上が、すでにmacOS 10.15以降のバージョンを使用しています。 これは、32ビットのみのゲームやアプリケーションが現在のオペレーティングシステムで動作しないことを意味します。

これらの古いバージョンを使用しているユーザーがSteamクライアントおよびSteamで購入した新しい64ビットのゲームを引き続き動作させるには、macOSをより新しいバージョンに更新する必要があります。 これらの古いオペレーティングシステム上のSteamクライアントおよびゲームは、しばらくの間は引き続き動作し続けると予想されます。 2024年2月15日以降は、macOS 10.14以前のバージョンのサポートを終了し、その日以降は32ビットのmacOSゲームの動作は保証されません。

Steamのコア機能は、旧バージョンのmacOSでは動作しない埋め込みバージョンのGoogle Chromeに依存しているため、この変更が必要となりました。 さらに、Steamの今後のバージョンでは、macOS 10.15以降にのみ搭載される機能とセキュリティ更新を必要とします。

macOS 10.13と10.14を使用中のすべてのユーザーは、できるだけ早くアップデートすることを強く推奨します。 Appleは、macOS 10.13とmacOS 10.14のセキュリティアップデートおよびテクニカルサポートをそれぞれ2020年12月と2021年10月に終了しました。 これらのオペレーティングシステムを搭載したコンピューターは、インターネットに接続すると、パッチが適用されない新しいマルウェアや、その他のエクスプロイトの影響を受けやすくなります。 そういったマルウェアによって、PC、Steam、ゲームのパフォーマンスの低下やクラッシュが発生する場合があります。 また、そういったマルウェアは、Steamアカウントや他のサービスの認証情報を盗むために使われることもあります。