Steamサポート
Steam Deckのリカバリー手順
この記事には、Steam Deckのリセット、回復、修理、またはイメージの再作成のためのさまざまなオプションが含まれています。 起動できない場合や、デバイス上のローカルデータを消去したい場合、別のOSをインストール後に標準のDeck SteamOSに戻したい場合、または他の重大な問題が発生している場合に、これらの手順を実行する必要があるかもしれません。

Steam Deckのリカバリーオプション



工場出荷時状態にリセット

すべてのローカルデータ(ゲームなどを含む)を消去し、Steam/SteamOSを再インストールしたい場合、この機能を使用できます。

このオプションは、Steam DeckでSteamを正常に起動できる場合に使用できます。
  1. Steamを開いている状態で「Steam」ボタンを押し、「設定」を選択し、次に「システム」を開きます。
  2. そこから「工場出荷時状態にリセット」オプションまでスクロールし、「工場出荷時状態にリセット」ボタンを選択します。

    注意:「Steam OSを再インストール」オプションにはアクティブなインターネット接続が必要になる場合があります。 システムファイルが変更された場合、この操作によりオリジナルバージョンがダウンロードされ、未変更の状態に復元されます。 デバイスをインターネットに接続できないか、または接続したくない場合、「SteamOSを再インストール」オプションを無効にするか、「以前のOSにロールバック」オプションを利用して、以前のバージョンのSteamOSに戻すことができます。


Steam Deckからユーザーデータを消去

このオプションは、Steam Deckのすべてのローカルユーザーデータを消去したいときに、工場出荷時状態にリセットするオプションを利用できない場合や、ゲームモードに読み込めない場合に便利です。 このメニューにアクセスするには、特定のボタン操作でデバイスを完全にシャットダウンする必要があります。
  1. 電源ボタンを10秒間押し続けて、ユニットの電源を完全に切ります。 これらの手順は、ユニットが電源に接続されている状態で実行することを推奨します。
  2. 「...」ボタンを押しながら、電源ボタンを押してデバイスの電源を入れます。
  3. 「SteamOS」というメニューが表示されるまで「...」ボタンを押し続けます。

    すると、以下のようなリカバリーメニューが表示されます。


  4. このメニューから「ERASE USER DATA FROM DECK」(Deckからユーザーデータを消去)を選択します。 これにより、すべてのローカルユーザーデータが消去されます。



以前のOSにロールバック

Steam Deck用のSteamOSには、ユーザーデータ(例:インストールされたゲーム、セーブデータなど)を保持したまま、最後に正常に動作していた状態のオペレーティングシステム(OS)を復元する機能があります。 これは、OSの最近の変更が問題を引き起こしたと思われる場合や、現在のOSでデータが破損している疑いがあり、ユーザーデータを保持したい場合に役立ちます。

以前のOSにロールバックするには、以下の手順に従ってください。
  1. 電源ボタンを10秒間押し続けて、ユニットの電源を完全に切ります。 これらの手順は、ユニットが電源に接続されている状態で実行することを推奨します。
  2. 「...」ボタンを押しながら、電源ボタンを押してデバイスの電源を入れます。
  3. 「SteamOS」というメニューが表示されるまで「...」ボタンを押し続けます。

    すると、以下のようなリカバリーメニューが表示されます。


  4. このメニューから、上から2番目の「Previous SteamOS...」と書かれたオプションを選択します。



イメージを使用したリカバリー

次の手順は、SteamOSイメージを使用してSteam Deckの回復、修復、またはイメージの再作成を行うための手順です。 この方法では、デバイス上のすべてのデータを消去し、その後にSteamOSをインストールします。
  1. こちらをクリックしてリカバリーイメージをダウンロードします。
  2. リカバリーイメージ用のUSBキー(最低8GB)を準備します:
    • Windowsでは、Rufusユーティリティの使用を推奨します。 リカバリーファイルを選択し、USBドライブに書き込みます(これにより、USBドライブがフォーマットされます)。 完了したら、「閉じる」を選択し、ドライブを取り出します。
    • macOSでは、Balena Etcherを使用してリカバリーファイルをUSBドライブに書き込むことができます。
    • Linuxでもまた、Balena Etcherを使用してリカバリーファイルをUSBドライブに書き込むことができます。または、必要に応じて、次のコマンドラインから直接行うこともできます:
      bzcat steamdeck-recovery-4.img.bz2 | sudo dd if=/dev/stdin of=/dev/sdX oflag=sync status=progress bs=128M (挿入したUSBデバイスに/dev/sdXを設定)

  3. USB-Cアダプターまたはハブを使用して、ブートディスクを接続します。
  4. まだSteam Deckがオフになっていない場合、シャットダウンします。 「音量を下げる」ボタンを押しながら、電源ボタンを押します。チャイムが鳴ったら「音量を下げる」ボタンを放します。これにより、ブートマネージャーが起動します。
  5. ブートマネージャーで、「EFI USB Device」(USBキー)から起動します。
  6. 起動中は画面が暗くなりますが、しばらくお待ちください。
  7. 起動するとデスクトップ環境になり、トラックパッドとトリガーを使用してナビゲートできます。

イメージを使用したリカバリーオプション

リカバリー環境では、以下の4つの異なるオプションが選択できます。
  • Steam Deckのイメージを再作成-これにより、工場出荷時の状態に完全にリセットされます。すべてのユーザー情報、インストールされているゲーム、アプリケーション、またはオペレーティングシステムは消去され、既存のSteamOSで上書きされます。
  • ローカルユーザーデータの消去-これにより、Steam Deckのホームパーティションが再フォーマットされ、ダウンロードしたゲームと、システム構成を含む、このDeckに保存されているすべての個人コンテンツが削除されます。
  • SeamOSの再インストール-これにより、ゲームと個人のコンテンツの保持を試みながら、Steam DeckにSteamOSを再インストールします。
  • リカバリーツール-これにより、プロンプトが表示され、Steam Deckのブートパーティションに変更を加えることができます。

Steamでヘルプが必要ですか?
Steamヘルプウィザードを使ってトピックを絞り込み、必要なヘルプを見つけましょう。
コミュニティヘルプ
Steam掲示板に質問を投稿するか、関連する回答を検索してください。